「裏打ち」について
書作品は、書いたままの状態では、画仙紙や和紙が墨で波打った状態です。
波打った状態で、作品を額縁に入れて、飾ることはできません。
そのため、水と糊を使い、裏に厚い和紙を貼り合わせ、補強したのち、乾燥させ、シワをのばします。
●「裏打ち」の大まかな説明です。(他にも方法はあり、一例です)
【1】作品は書いたままの状態
作品は書いたままのため、紙が波をうった状態。

↓ ↓ ↓
【14】完成
紙のしわを伸ばし、額装。

●裏打ちの説明です。
【1】準備
作品、裏打紙(美濃紙)、刷毛(糊刷毛、水刷毛、撫刷毛)、糊(のり)、霧吹き、カッターナイフなど
作品は書いたままのため、紙が波をうった状態。

【2】新聞紙に霧吹きで水を含ませ、撫刷毛(なでばけ)でしわを伸ばす。

【3】新聞紙の上に作品を置き、霧吹きで湿らせる。

【4】作品全体が、均等に湿り気を帯びるようにしばらく置く。場所が狭ければ、まるめる。

【5】作品を新聞紙から出し、台の上に置く。撫刷毛(なでばけ)で空気を押し出すようになでて、しわを伸ばす。

【6】作品の上に裏打紙をのせる。右端を1cm折り曲げる。

【7】台から剥がしやすくするため、紙片を挟む(左下)。

【8】裏打紙に糊を均等に塗る。

【9】裏打紙を持ち上げる。

【10】裏打紙を作品の上にのせ、撫刷毛でなで密着させる。

【11】作品を表にして、毛布などの上に置きしばらく乾燥させる。

【12】台に移して、作品の周りに糊をつける。仮張り台に張り、乾燥させる。

【13】乾いたら、仮張り台からはずし、化粧立ちをする。

【14】額縁に入れて完成。「命名書」のできあがり。




